小児はりってどんなものか知っていますか？
針って聞くとなんだか恐ろしい物をイメージする方も
多いんじゃないかと思います。
当院で施術に使う小児はりは
こんな感じで
先端はまるく、刺しません。
小児はりが得意な治療は
「夜泣き、かんの虫、癇癪、チック、アトピー性皮膚炎、肌荒れ、夜尿症、便秘、下痢、喘息、風邪を引きやすい、中耳炎」
など
病院へいくほどでもないが、あると困る症状に
対してとても有効です。
実際、小児はりを続けているお子様は症状が改善しただけでなく、
風邪を引きにくくなったり、体質が改善するケースが多いです。
【症例】
・小１女児 週１ペースで通院して半年で毎晩続いていた夜尿症がほぼ出なくなった
・６ヶ月女児 通院して５回で１ヶ月続いていた下痢が改善
・１歳女児 夜泣きが悪化すると小児はりに来て続けて３回程度で朝まで寝るように
・２歳女児 生後２ヶ月の時アトピー性皮膚炎を発症。生後半年から小児はり開始し
約１０ヶ月で改善。
お子様の気になる症状が減ることで子育てが少しでも楽になれば
そう願っております。
私が住んでいる北海道旭川では
小児はりがまだまだ浸透していません。
少しでもの多くの保護者の皆様に
お子様の症状は薬で解決するだけじゃなく、
東洋医学の力を借りて子供が本来持っている自然治癒力を高めることで
症状が改善するということを知ってもらいたいです。
西洋医学では
・熱が出たから解熱剤
・湿疹がでたからステロイド
・便秘には浣腸
症状に対しては対症療法なのです。症状を抑えている間に自然に治る。
小児はりが引き出すのは子供が本来持っている自然治癒力です。
（もちろん症状があまりにも強い場合、対症療法も必要です。）
ただ、軽症でも無闇やたらに薬で押さえ込んでしまっていいのでしょうか。
症状が出たらママが不安になり、その不安を解消するために病院へ
行かれるのではないかと思います。
不安なら病院に行って診断してもらうことは必要だと思います。
でも、生命に危険を及ぼさない程度の症状なら、子供は自力で
治す力を持っていると思います。
これは私の意見ですが、
使用した薬が将来子供に及ぼす影響を考えたら
苦しむ子供に物理的に寄りそうことができる今
一緒に乗り越えて健康な体作りをした方がいいって思います。
子供が自立して大人になってしまったらもう
一緒に苦しんであげることなどできないのです。
寄り添うことができる子供時代に
症状をなかったことにするのではなく、
ママが症状との距離を保ちながら
子供を信じ治すのは子供自身だと理解した時、
症状は改善することが多いです。
小児はりを通して
ママが楽に子育てできることに
貢献して行けたらなと思っています。
私が小児はりをする上で一番大切にしていることは、
ママが自分の人生を生きることができるように
症状の何に一体困っているのかを明確にしていきます。
子供の人生を生きるのではなく。
女性ってどうしても共感力が優れているので、
子供の辛さが自分の辛さになる人の方が多いと思います。
でも、子供はママがずっとそばにいて自分のことで悩んだり
悲しんでいるママを見たいでしょうか？見たくない。
でも、悩みたい悲しみたい時もあるから
その時は思いきり悩んだり悲しんだりしてもいいと思います。
でもそのあとは笑顔で楽しんでいるママをみたいんじゃないかと思います。
ママの笑顔が子供の元気につながる
そう信じて新年からも小児はりの施術に向き合っていきたいと思います。
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